SDGsについて考えてみよう!
みなさん、SDGsという言葉は聞いたことがありますか?
「Sustainable Development Goals」(持続可能な開発目標)の略称です。
「誰一人取り残さない」社会の実現を目指して、国連が定めた17の目標と、169の具体的なターゲットです。
例えば、貧困、児童労働、女性差別、安全な水が飲めない・・・
このような世界各地で起きている問題を、解決するための目標を定めたものです。
SDGs(持続可能な開発目標)と聞いて、
「持続可能」って、どういう意味??? と思った人もいると思います。
例えば、今ここに、365個のアンパンがあるとします。
一日に、「1個」ずつ食べれば、365日(一年間)食べ続けることができますよね?
これを、「持続可能」と言います!
でも、もし、一日「10個」ずつ食べてしまったら・・・???
たった36日(約1ケ月)で、全部食べ切ってしまいますね。
つまり、「持続不可能」です!
そうすると、残り11ケ月分は、どうすればよいのでしょう???
答えは・・・
他の国の食糧を奪う。または、将来の子供たちの分を奪う。
ということになります。。。
アフリカ、インドなどで食糧が足りず、飢えで苦しんでいる子供達がいるのは、このためなんです!
ちなみに、日本は、1月からアンパンを食べ始めるとすると、5月12日頃(GW明けぐらい)には、全部食べ切ってしまいます。
そのため、5月GW以降の分は、アフリカやインドの子供達、未来の日本の子供達の食糧を奪って食べているんです。。。
「SDGs」なんていう難しい言葉は、よく分からないし、興味も無いという人が、ほとんどだと思います。
ただ、その「無関心・無知」が原因で、世界各地で苦しんでいる子供達がいるという現実に、一人でも多くの人が気が付いてほしいと思います。
先日、SDGs先進国であるデンマークに留学していた大学生の方と、お話する機会がありました。
デンマークは、「世界幸福度ランキング2019」で、世界2位の国です!
(1位はフィンランドです!)
せっかくなので、「なぜ、デンマークは、SDGsが浸透しているのか?」
聞いてみました。
デンマークでは、子供の頃から、学校「教育」の中に、もともとSDGsの考え方が取り入れられていて、国連がSDGsという言葉を作る前から、持続可能な社会を目指して、一人一人が行動しているから、とのことでした。
また、デンマークには、子供だけでなく、大人も勉強する習慣があります!
日本の場合、子供には、「勉強しなさい!」と言う一方で、自分は勉強しないという保護者の方も、時々いらっしゃいますが・・・(汗)
なぜ、デンマークでは、「大人も学ぶ習慣」があるのでしょうか?
それは、デンマークには、大人のための自由学校「フォルケホイスコーレ」があるからです。
ここでは、大人の生徒と教師が、共同生活をしながら、「対話」を通じて学び合います。
教師と生徒は、職業・年齢は関係なく、「人間」対「人間」として学び合います。
ほぼ税金で運営されているため、学費も安く、食費、宿泊代、学費すべて込みで、月10万円ほど!
しかも、国籍を問わず入学できます!
日本人も入学できます!
このような教育風土があるからこそ、調和のとれた「誰一人取り残さない社会の実現」というSDGsの理念に沿った国家運営ができているのだと思います。
デンマークの話を聞いていたら、留学したくなってきました(^^♪